トグルの世間話

はじめまして。日常で起こるいろんなことをに管理人トグルがツッコミを入れていきます。たまに、小説なんかも書こうと思います。

冗談抜きでスゲー人

俺の知人に、真面目にスゲーのがいる。

トグルに関しては、友達は多いほうじゃない。そもそも、嫌いなやつと付き合ってられる社交性を持ち合わせてないのだから、社会で生活していくにはいかがなものかという感じだが。

 そんなトグルがなんとか生きてるのは、トグルを取り囲む数少ない知人たちのおかげなのだと思う。

 

 なかでも、今日話す知人はすごい。あいつには、俺の本性は丸わかりなんだ。隠し事はしてもバレるから、しないことにしてる。

 年上だから、いろんなことが見えてるのかもしれない。ただ、だとしても。知人は、会うたびに俺の話をする。ようは、知人はトグルの話をするのだ。

それも、今まで言い当てられたことのないようなことを言う。確信をついたことを言う。今まで、実の親にでさえ俺のことわかってないなとか思っていたし、じぶんでさえわからなくなりかけた時期があったというのに、こいつは俺より俺を知ってるんじゃないかと思った。自分で自分を知ったつもりになっていたが、それ以上にそいつは俺を知っているんだ。

 

他の奴が知らない俺を知っているんだと思う。普通にトグルと関わるならば、俺は化け猫をかぶるから、普通ならわからないはずなんだ。げんに、あんまりわかられたことはない。いつもいい方向に誤解される。こいつには、あんまり警戒してないし、かぶっても仕方が無いから猫被らないからかもしれないけど、俺でさえわからないことをあいつは知ってる。

 

こいつには隠したって仕方が無いと思ってるから、余計自然体で接せる。

こいつの前では口数が少ない。もともと口数が少ないのが俺だから。文字は起こすけど。こいつにあって、こいつの前ではそのまんまでいいんだと思った。二十数年生きていて、初めて思った。楽なのだ。こいつと関わることは。楽だし、心地よい。そのままでいることを許してくれるから。

 

こいつ自身、色々苦労して生きている。俺は、こいつが周りと同じに俺の表面しか見ていなかったら、捨て置いたと思う。こいつといるのは楽だし、楽しいんだ。自分自身に必要だと思うから、助けたくなるんだ。人に必要だと思わせるって、スゲーと思うんだ。それはこいつの才能なんだと思う。